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初めての顔合わせ

さて、嫁姑編のお話に戻りますが・・・

あたしが、はじめて向こうのおばばに会ったのは、あたしが妊娠8ヶ月の時のこと・・・・。
もちろん、それまで彼も何も両親に言ってなかったので、さぞかしびっくりしたことでしょう。
ただ、年上の女の人と付き合ってるということは妹は知っていたようで、家族行きつけの美容師に

「すごい年上のアジア女!それもバツ1と付き合ってるんだよ。何考えてるんだかお兄ちゃんは!」

と、怒っていたそうですから・・・。

彼が、親にあたしの話をしたら、「連れて来い!」
ということで、彼に連れられ彼のお宅を訪ねることになりました。
もちろん、気は重い。

その時、仕事は辞めて、フレンチのボスのケータリングをたまーに手伝いはじめていたころでした。
一人暮らしで、もちろん今の彼とは一緒には住んでいなくて、彼は仕事帰り・・と言っても夜中過ぎに顔を出す日もあれば、泊まって行く日も・・・。
国からの援助金だけでの生活でした。
その他、ちょっともめごともあり他の元仕事仲間とともに、元仕事場の訴訟問題について、弁護士の所にも通ったり、いろいろ精神的にかなり不安定な時期でした。
ただ、子供のことはシングルマザーになる!と、80%くらいは思っていましたが、どこかでこの人が一緒にいてくれたら、やっぱり一人になるのは怖い、と弱気なところもありました。

家に入ってソファーに座らされ、お互いに挨拶。
そこからは、質問攻めでした。

永住権は持ってるのか?
離婚は成立してるのか?
実家は何をしてるのか?
両親の職業は?
兄弟はいるのか?
兄弟は何をしてるのか?
今どうして暮らしてるのか?
将来はどんな風にしようと思ってるのか?
お金はあるのか?
貯蓄はどうなってるのか?
親からの援助はどうなのか?
日本に帰る気はるのか?

などなど・・・約30分。
ソファーにといっても、深く腰掛けるわけもいかず、ちょこんと椅子に乗っかってるという状態で、背筋をのばして座ってるのは妊娠8ヶ月の身にはかなりつらかった。
彼が途中、グラスに水を入れて持って来てくれたが・・・それ1杯だけで・・・・。

そして、向こうから・・・

「息子から聞いてるともうが・・・・この子供が生まれたらすぐにDNAのテストをしてもらう。遺産の関係で・・・」

「はい、わかりました。」
心の中では、何で?????って思っていても、親にしてみたら当たり前だよな、相手はショックなんだし・・と一生懸命自分に言い聞かせていた。
今となれば「嫌です。あたしの子ですから・・・そちらに何してもらいたいわけではありません!いったいどんな金持ちよ!たいしたことないじゃない!成金ファミリーが何言ってんだよ!!」と断わって去るべきだった。と、つくづく後悔しています。(笑)

そして、その後、丁度ラグビーのオールブラックスの試合がはじまり、無言でソファーに2時間座って、それを観戦してる、彼と彼のファミリーをただただ見てるだけだった。
大きなお腹に圧迫され苦しいけど、横になるわけにも地べたに座るわけにもいかず、クラクラしながら姿勢を正してその試合が早く終われ・・・と思いつづけたあたしだった。

今考えると、ここから長い苦悩が続くことになっていたんだ。
そのサインは、しっかり節々に出ていたね。

続く・・・・
by mummy71 | 2009-06-10 09:04 | 姑・小姑