M7.1 クライストチャーチ地震

土曜、朝4時半過ぎ。

グワ!


!!!!!!!


「サム!!」


飛び起きて子供部屋へ急ぐ。


「起きるんだ!!」


サムが子供たちを起こす。

また、大きな揺れが来た!

2段ベットの上に寝てる次男。

重たくて持ち上げられない(涙
足元がふらふらして、上手に立っていられない。

電気が消える。

グワ~~ン!

ガシャン!ガシャン!


怖い


「いいから、俺がやるから!コールを・・」


長男を抱きながらリビングに・・。

玄関の前、揺れが止まった。
懐中電灯!!

電池が切れてる!!


ディズニーランドで買った、つけるとミッキーが現れる懐中電灯をともす。
そして、息子のおもちゃの怪獣が電気で光るナイトライトをともす。

情けない。

ジャケット!
靴下!

暖かくして外へ出ないと・・

また揺れる。
震える子供たち。

キッチン・・めちゃめちゃ・・。

足元が見えない。

毛布!寝袋!

とりあえず、必要と思うものを持って外へ。車へ。

まだまだ、余震が続く。


外は静か。
車も少ない。

他の人たちどうしてるの?

すぐ近所に住む、彼の両親宅へ。

裏庭が広いので、うちより安全かも・・・


妹が犬を連れてちょうど出てきた。

「今、そっちに様子を見に行こうと思ってたの!」

向こうの両親も出てくる。

お母さんが、来てハグ。
震えて泣き出しそうになるお母さん。

「子供たちがかなり動揺してるので、動揺を見せないでください!」

と、一言。

「そうね。わかったわ!」

子供たち、車から出てくる。


一息ついて、ふっと気づくと・・
手には、子供の「スパイダーマンパンツと下着」
へ?確かにニンゲン動揺すると、わけわからないものを持ってしまうものね(苦笑


庭に行くと、お父さん

「今、アウトドア用のガスヒーターつけるから!」

え?!


何言っちゃってんのかしら?


「駄目ですよ!!!ガスは!次に大きな地震があって倒れたらどうするんですか!」


周りを見たらキャンドルも・・・

地震に対しての知識って・・。


向こうの両親の家の中、ウチより酷い。


車に戻る。
車の中でみんなで毛布に包まってとりあえず、明るくなるまで待つ。

余震は、続く。


朝7時前。
だいぶ明るい。


「帰ろう。」

向こうの両親に、また後で来ます。
と、言って別れる。

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あ~あ~。

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裏庭には煙突が落ちてる。

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壁を挟んで隣のお家も煙突が・・・

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お隣さんの煙突。
これ、崩れたらウチのドライブWayに落ちる・・。


壁を挟んだ隣のお宅へ

「おはようございます!大丈夫ですか~~」

ドアをたたく。

出てきた・・起こしてしまったようだ。

「大丈夫ですか?煙突、屋根に落ちてるのでリビングにいないほうがいいですよ~」

「え?ああ・・やっぱり地震だったんだよな~はっはっは~」

何この人?!
あ~お隣さん、昨晩もマリファナ吸ってラリってたのね・・。

「おお!!煙突が!!!すごい音したと思ったらこれだったのか~」

なんて、のんきな・・・(苦笑



お隣の一人暮らしのおばあちゃん宅へ。
一人暮らしのかなり高齢の人。

「おばあちゃん!隣です~~おばあちゃん大丈夫??おばあちゃん!!」

いないのかな。誰か来て連れて行ったのかな?


カチャ、カチャ、ガチャ、チャリチャリ。


え・・・ちょっと、地震が来てもこれじゃ~すぐに、外出れないじゃない!!


「あらあら・・・ドアの前の鉢植えが落ちちゃってドアが開かないね~」

あたし、ドアを、押す。

「おばあちゃん、大丈夫?怪我ない?大丈夫みたいだね~子供さん誰か近所に住んでる?」

「娘が北島にいるだけなんだよ。」

「そっか~じゃーなんかあったら、すぐ隣に来るんだよ!」

「ありがとうね。」

「壁が落ちてるし、煙突が落ちそうになってるから(ウチのドライブWayに落ちそうな煙突)気をつけてね!」

「そうかい・・・危ないね~わかったよ~ありがとう」



家に戻って、掃除を始める。

余震が続く。

電気はまだ戻らない。

友人たちから携帯にメッセージ。
あたしも友人たちの無事を確認するためにメッセージを送る。

よかった、みんな無事。


ある程度掃除が出来たが、電気が使えないとこれ以上進まない。


子供たちのためにも散歩に行くことにする。


あれ?玄関のロックがきかない。
壊れてる。

地震でゆがんでしまって、壊れてしまった。

もういいよ・・・

鍵をしないで、そのまま散歩。


近辺の家は、ほとんど全部の家の煙突が崩れている。


ドライブWayに落ちて車がへこんでる家。
隣の家に落ちて壁に穴があいてる家。
屋根に落ちて穴が開いてる家。


それを、屋根に登って直してる人たち。


え?!余震がまだ続いてるのに・・・危ないな~。


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うわ!壁が全部倒れてる!!

そして、ウチから約3分の所。



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お店が・・・

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つぶれちゃってるよ(涙


酒屋さんも覗いてみた。
お店の人が掃除してる。

そこに、若い子たちが乗った車が入ってきた。


「チッ!なんだよ!ここも開いてないのかよ!!酒かえね~~」



え!!

まじで・・・酒って・・・。
開いた口がふさがらない。


近所に住む友人宅へ訪ねてみた。

「ホットウォータータンクからお湯が漏れて大変と聞いたけど・・」
「もう大丈夫!」

その後、いろいろ情報を聞く。
日本との連絡も取れてる彼女。

ウチの電話は、電気がないと繋がらないけど、彼女たちは昔のアナログ電話を持っていてそれで電話が通じていた。

やはり・・昔のものってすごい・・・。

実家へ電話をかけてもいいよ!とオファーをしてくれたのだけど・・・
電話番号知らない(汗

なんせ、引越ししてるから・・。

友人宅に一緒に住んでるフラットメートは、神戸の大震災も経験している、神戸の人。

「神戸の人の気持ちがわかったよ。今」

「そやろ!でもな~こんなんゆるいゆるい!」

そうだよな~今回、横揺れだもんね。
縦揺れなんてもっとすごいんだろうな。
想像もつかない。


家に帰り、彼の実家に電話を借りに行った。

お母さん心配してた。当たり前だけど・・・


彼の実家を改めて昼間見てびっくり!

壁に亀裂が上から下まで・・壁と天井の間にも・・
あと、一押ししたら崩れる。

家の中は酷いことに。
スクリーンTVも壁から落ちて、割れてめちゃめちゃ。

ベットルームの電気も落ちてる。

でも、家の半分だけ・・・

この家の下に、実は水脈が走ってるのだ。

そう、あの崩れていたショップの当たりも水脈が走ってる。

やっぱり、水の近くは地盤が緩い。


と、近所の人が


「電気が戻ったぞ!」



あ~~よかった~~
NZのことだから、明日になるかと思ってたよ。


家に帰宅してTVを見る。

町は崩壊。
一般人は入れなくなっていた。

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え!

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酷い!
昔ながら古い建物は全滅状態。

しかし、この大きな地震の中、負傷者2人。死亡者ナシ。
すごい・・奇跡だよ。

暗くなる前に

掃除開始。

途中途中友人から電話が来たりした。

「あたし今日仕事行ったんだけど、そっちのエリア酷かったみたいね。」

えええ!仕事行ったの!!!

「うちは、花瓶ひとつとシャンプー落ちたくらいだったんだよ」

ええええ!!!!

「他の人がそのエリア酷かったって・・」

そうなんだ・・ココ酷かったんだ。

他の友人から

「どお?落ち着いた?こっちは大丈夫だから~もしなんなら予定通り飲む?」

まじで?!?!?

速攻電話。

「ちょっと、ちょっと!何言ってんのよ~そっちは平気なの?」

「何が?」

え?
説明する。

「ええええ!!こっちは平気!モノひとつ落ちてないよ!確かに揺れたけどさ~~」


ええええ!!!!!
まじで~~~~

「ごめん!そんな状態とは知らなかったよ~~」

「なんで、エリアでそんなに違うのよ~~ずるい~~(涙」


そして、他の友人からも電話。

「ウチも何も落ちませんでしたよ~。今日仕事行って来たし、普通にスーパーに買い物行ったし。普通に生活してましたよ~」


ええええ!!!!
まじで~~~~~


ショックだわ。



そして、夕方・・・
向こうの家で、BBQをするからと呼ばれた。
家の中でご飯食べるより安全だからって・・・

そうだよね~あの家じゃ~中は危険すぎるよ。

で、BBQに行った。

「何飲む?バブリー?ワイン?」

えええええ!!

まだ、余震続いてますよ。

「いえ・・今日はいいです。小さい子供かかえてるので・・・」

自分の身だけ守るなら、いいけど、こいつらも守らないといけない。
その緊張感がずっと続いてるせいで、立ちくらみが酷い。

余震でもないのに、揺れてる感じが続く。

暗くなる前に食事を終えて、帰宅。

リビングにマットレスを持ってきて、今夜はみんなでココで就寝。

非常用バックを作って車にもうつめてある。
万が一のために・・・

ラジオでは、38時間以内に大きな地震がまた来る可能性もあると・・・

怖いな・・

子供たちもなかなか寝付けない。
9時過ぎ・・・やっと寝た。

あたしも寝よう。

疲れた。

怖いので、ラジオをつけてそのまま寝る。

「もう、地震がきませんように・・・」

彼もかなり疲れてる様子。

「おやすみ!ちゃんと寝ておこうね!」

こうして就寝。

しかし、余震は続く。
何度か、大きいのがきては二人とも飛びあがる。

朝。


今日からこのクライストチャーチは「暴風地域」にはいる。
夜9時から午前3時までが一番酷いらしい。

2次災害の可能性をTVで、言っていた。

また続く余震。

どうなるんだろう・・・。



ちなみに・・・
横揺れの時は、家の中の方が安全らしいです。外だとモノが飛んでくるそうです。すぐに、机などにもぐる。
縦揺れの時は、家の外にすぐ出たほうが安全らしいです。家が崩壊する可能性が高いので・・
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by mummy71 | 2010-09-05 07:33 | ニュージーランド