天使と悪魔の報道陣

今日で地震から1週間が経ちました。
早いのか遅いのかまったく時間の感覚がわかりません。
12時51分の黙祷で、泣いてしまいました。
この街に来て15年。
走馬灯のように、はじめてきた時の街の様子からついこの間までの様子が頭の中で流れました。
悲しい・・・。


さて本題ですが・・・この間、ひょんな理由でカメラを向けられることがありました。


たまたま、友人の友人があたしと同じ時期に同じ語学学校でココクライストチャーチで勉強していました。
あたしも彼のことは覚えてますが、あたしがそこに入ってすぐに彼のほうは卒業してしまったので、口を利いたのは多分1-2回。
その彼が、今回NHKのカメラマンとしてやってきているんです。


今回の報道陣のあまりのマナーの悪さをその彼にもこぼしたのですが、NHKはさすがに国営放送という国をしょっているだけに、民法のようなむちゃくちゃな報道はしない・出来ないそうです。
なので、彼も他の報道陣の態度やマナーに辟易してました。


今、日本の報道陣がおっているのは全てスクープ。


今回、被害にあった語学学校に通っていた家族・友人からインタビューを取るのに必死です。
なりふりかまわずです・・・。




でも、その彼は、元々ラグビー留学をしていただけあって根っからのNZ大好き!特にこのカンタベリー大好きの彼なんです。

だから、彼の取りたいものは、もっと他の角度からなんです。


彼は、もっと、この町を見続けてきた日本人からこのクライストチャーチへの思い・復興への思いを聞きたいんです。


そして、もっとこちらに永住してる人達の被害状況も伝えたいんですよ。


これから、何年もかけてこの町を復興していくこのチャーチの人達を長年追って行きたい。
と、言っていました。

なんか、嬉しかったです。




で、たまたま、事情があり対策本部がおかれている某ホテルの前で、彼にカメラを向けられることになったのですが、これは、今回の地震の被害などとはまったく関係ない話です。

が、日本人のあたしたちが、対策本部の前でカメラを向けられているだけで、あっという間にたくさんの日本の報道陣が集まってきました・・・


それが・・・・


怖い・・・。


何がって・・・・・・・・・・



無言で、どこからともなくあっという間に音もなく集まり、カメラを持ちマイクを傾けてる、報道陣の人が。


いや・・・


あの人達、人じゃないですよ。


目には、光や生気がなく、闇が広がっていて、顔が無表情、そして、オーラがものすごい負のパワーなんです。



人の不幸があれば、それは蜜。
それが、僕の幸せ。


まさにそんな感じです。



本当に、うまく表現できないのですが、異様なんです。


心がない人たちだよね。

なんて、いろんなマスコミのマナーの悪さに対して腹を立ててましたが、そんな生易しいものではなかったです。


悪魔がいるならば、あの人達がそうでしょう。


心なんて言葉すらない人たちです。


あの人達にも家族はいるんでしょうか?
その家族に何かあったときは悲しむのでしょうか?
それとも、まさにスクープと思うんでしょうか?


こんな風に考えてしまうくらいの人達です。


本当に怖かった。
思わずあとずさりしてしまいました。


マスコミの本来の目的とはなんなんでしょうか?


あたしは、15年ぶりにあった語学学校の友人が、本当に真実や感動や悲しみをきちんと伝えたいと思ってる、天使側の報道陣になっていてよかったと思いました。

その気持ちを忘れないで、これからもいろんな報道をしてくれるといいなと思ってます。


さて、今夜も静かに平和な夜がチャーチに訪れますように。
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by mummy71 | 2011-03-01 16:59 | ニュージーランド