人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ジャポン紀行~第一章 崩れて行く~

12月24日、今日はクリスマスイブ!
日本は一番盛り上がりだね!!
家は、クリスマスは明日までお預けだよ♪
サンタは明日やってくるんだよ♪

夕方、いつものように電話がくる。
明日、カレが来てからのたくさんの予定を話す。
そして、旅行の予定も・・・楽しい一時。
そして、最後に念のために・・・

「いない間の電気や電話の支払いちゃんと前払いしておいてね!!」
「あ!そういえばクレジットカードの請求来たよ!」
「あそう・・・・いくらだったの?」
「〇千〇ドル」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一瞬止まる。

え?え?え?なんで、あたしたちがいないのにいつもの1.5~2倍なの???
わからない。

「え・・・なんでそんなに来るのよ!!!」

えらく高い新しい携帯
来年のスポーツジム年会費
飲み代
酒購入代


事後報告

「なんで、そんな高い携帯が必要なのよ!!!自分の給料考えて買いなさいよ!年会費って!!あんたジムなんて1ヶ月に何回行くのよ!!!!その飲み代いったい・・・・酒だけで?!?!?」

「携帯はこわれてからずっと買うって言ってたじゃないか!」

「だいたい、あんたが洗濯しちまったから壊れたんでしょうが!!!そんな、くそ高い携帯必要ないでしょ!!!自分の生活水準みてもの買えよ!」

「君は普段から飲みに行ったりして散財してるだろう!その分僕は我慢して 、この携帯に回したんだよ!」

「何言っちゃってんのよ!あんたは飲みに行く友達いないだけでしょ!みんなと一緒に飲んで、母国語話してることがどれだけ他国に住んでる寂しさを埋めてくれると思ってるの!!!
だいたいタイミング悪いのよ!こんな旅行前にそんなクソ高いもの買って!!!これが、家族でオーストラリアに行きますってことになったら、そんなもの買えないでしょう!日本に来るから、あたしの両親がいるから!お金いらないからって思ってなめてんでしょ!」

「君だって、高いパソコンそっちで買ってるだろう!」

・・・・・・・・・・・ブチ!

「一緒にすんじゃねーよ!お前な~5年に1ぺんしか日本にこれないんだよ!そういうときに買わなくてどうすんだよ!お前の携帯とパソコンはまったく価値が違うんだよ!だいたい、あんた、携帯なんて家に忘れていってもなんの支障もないでしょ!(こいつは、よく忘れていく)あたしは毎日使ってんのよ!物の価値は値段じゃないのよ!」

「ちゃんと支払いできる金額なんだからいいだろう!」

「そういう問題じゃないわよ!給料以上の金額を使うってどういうこと?」

「国からの家族手当を合わせたら収入以上の金額じゃないよ!」

「はぁ????家族手当って家族があるからあるんであって、家族のいなかったあんたが使う金じゃねーよ!その飲み代も何?あたしが使う月の飲み代の3か月分よ!!それもそれと別個で酒代???!!」

「僕は、早くに父親になってしまったから、僕の年代の人のようなことはまったくしてないんだよ。これが、最初で最後なんだからいいじゃないか!」

それって・・・一番言ってはいけないことだよ・・・

「あたしだって、あたしの年代の人のような生活はまったく今してないんだよ!そんなものあんたのチョイスでしょ!!!嫌だったらいくらでもエスケープできたでしょうよ。」

就職してまだ1年もたっていない!
それまでの5年間の生活はどう支えてきたと思ってるの?!
どう考えても、家の親が金を出すからそんなに旅行費はかからないと、タカをくくってのこの発言!

許せない・・・絶対許せない。

お前も結局は前のバカ旦那と変わらないよ。

モ・ウ・イ・ラ・ナ・イ
ア・ン・ナ・思・イ・ハ・シ・タ・ク・ナ・イ
サ・ヨ・ウ・ナ・ラ

「こなくていいから・・・・」
「え?」
「日本に来なくていいから・・・」
「すぐそういう風に言うんだよね・・」
「いや・・・もう無理だから。どう考えても、価値観違うし、あと、あたしとあたしの両親に頼ってるとしか思えないし、無責任だし、自分でホリデーに行こうと考えてたらそんなことできないもん。あたしが計画したホリデーについてくるっていう感覚にしか思ってないんだよね。自主性もないし・・・そういう人には、魅力感じない。
もう、一緒にいたくないし・・・・お互い違う道を行こう。とにかく、今回はこないで!」
「チケット代払っただろう!キャンセルしても戻ってこないしもったいないよ!」
「チケット代は家の親が払ってるでしょ!何偉そうに!こなくていいから・・・来ても迎えに行かないから、あんた勝手にして!そういうことだから」

ガシャン!!!

その後、電話のベルがなる。
母親が取る。

「電話よ!」
「話せないから・・・・」

断わって切る母親。

怒りと失望・・・なんとも言えない苦い思い。
振り返る6年間。

結局いつもあの人は、あたしのやりたいことをやらせてくれてるような顔をして、それに乗っかってきてるだけの人。
自分から何一つ決めて先を歩いた事などない・・・。
決めたあたしが、全て道を作り、責任を感じて生きてきた。

父から「明日は何時につくんだ?」
「知らない」
「知らないってなんだ!」
「知らないもん!来ないんじゃないの!」
「なんだそれは!そんな話ないだろう!」
「こっちにもいろいろ事情があるのよ!!!!知らないわよ!」
「お前がまたなんかめんどくさい事にしてるんだろう!」

なんで、いつもあたしのせいなの?
前の離婚の時も・・・・父親はあたしが悪いと責めた。
なんなのよ!なんなのよ!

「何も知らないくせにえらそうな事言わないでよ!」
「じゃーなんだ!言え!」

なんなのこの上からの態度!

「酒飲んで酔っ払ってる奴に話す話じゃねーよ!」
「なんだと!!」
「人の話を聞くときは素面の時にしろよ!いつもいつも酔っ払って、いつ話すんだよ!!!しらねーもんはしらねーよ!」

「ダメだ!ダメだ!!!サンタクロースはクリスマスに来るんだ!!!!」

え?はぁ??

こいつ子供?
つーか、バカ男最低!
こんな父親だから、娘がろくな男と一緒にならないんだよ!

部屋にこもる。

母親「どうしたの・・・どうするの・・」
「わかんない。でも、今は説明する気力がないの・・・」

もう、無理。
何もかも無理。
疲れた。

奴が本当に来たいなら自分でくればいいこと!
ここまでたどり着く情熱があったら考えてやる。
人生の岐路。
カレ次第。
他国で、言葉の通じない国で生きていく難しさを・・・寂しさを・・・感じれば少しは何かが見えてくれるかも。
いや、来ないかもしれない。
本当にこのまま別れてしまうのかもしれない。
子供たちになんて言おう・・・・ダディー大好きっ子なのにね。

眠れない。時計を見る。飛行機の飛ぶ時間。
どうなるんだろう・・・・・
by mummy71 | 2010-02-25 07:36 | 旅行