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日本デビューの外国人達 続き

その頃、ちょうど友達の家の子供たちを見て、子供が欲しいねという話を彼としていた。
まだ、彼の日本人デビューも序の口だった。これで、子供ができればと私は願った。
しかし、なかなかできるはずなどない・・・私には子宮内膜症があったのだ。
毎月、生理がくるたびに彼になじられる。そして、私はそんな理由からもSEXが苦痛になってくる。
そして、今まで知らなかった彼の性癖が出てきたのである。
彼の性癖の強制・・・・私には苦痛以外の何者でもなかった。
しかし、それを拒否すると‘お前はつまらない女だ。性的に欲求が満たせないんだ外で遊んで何が悪い!’もう、ただただ枕に顔を沈め、泣き声を殺し、ひたすら彼が終わってれるのを待ち、我慢するしかなかった。
私たちの体のつながりは、ここで冷え切った。
ここからの結婚生活の、転げ落ちようは酷いものであった。

彼の連れてくる外国人の先生の仲間彼らが、うちでしていた会話である。
‘日本の女は、本当に簡単すぎる。授業中わざとペンを落としてそれを拾う僕の前で足を開くんだよ!高校生なんかミニスカートだから丸見えだよ!本当あんなの簡単だよな。一度やってしまえばこっちのもの、あとは俺はそんな女たちの貢いでくるもので生活できるだろう。給料には手をつけづに貯金ができる!ビザが切れたらそれで逃げればいいことだ。’
もちろん、全ての先生がそうとは思わない。類は友を呼ぶので、彼の友達はみんなそうであった。この彼もオーストラリアでは小学校の先生をしていたまじめな人で、日本にくるまで、なんと童貞であったのだ。
そんな話を聞いてうちの旦那が、うらやましいとおもわないはずがない。

そして、アメリカ人の友達の先生は、日本人の奥さんとかわいいハーフの子供がいたにも関わらずある事件が・・・・・・
それは、私たちが家族でカラオケに行ったとき、うちの旦那がお前は帰れと私にいいだした。
そして、そのアメリカ人の友達に送っていけというのだ。奥さんは僕とまだしばらくカラオケをしていくと・・・酔っていた私を送っていってくれた。その友人は、家に着くなり私を押し倒してきた。
彼らは、夫婦でスワッピングの約束をしていたのだ。それも、私たち妻になんの断りもなく。
もう、私は自暴自棄だった。しかし、彼の妻は様子を感じ取って私たちの帰った後すぐ、カラオケやをでて追ってきたのである。
それも、未遂に終わった。

そして、旦那が生徒を家に連れてくる。それも10人くらいがくるのだ。
玄関を入り、私が立っていても誰一人挨拶もしない。
唯一、一人の若い女の子が私によってきて口を開いた
‘このビール冷蔵庫入れたいんだけど隙間ある?’だった。
私はいったい何?
そして、彼はそいつらに言った。今日はお前ら泊まって行っていいぞ。
私は泣き叫んだ。
私のことを紹介もしない!誰一人挨拶もしない!そんなやつら帰ってもらってくれ!ここは私の両親が私に買ってくれた家だ。お前にそんな権限はない!
しかし、彼は‘お前はそんな女だからつまらないんだ。くそまじめで少しも魅力がない一緒にいるのもいやだからこうして人を呼んできてるんだ。その俺の気持ちがわかるのか?お前のせいで俺はこうなったんだ’といわれた。
なきながら、枕を持ち親友の家に駆け込んだ。
そこに、彼から酔っ払っての電話
親友のKは彼に向かって‘いい気になってんじゃねーよ。てめー私の親友に何すんだよ。はあー?!日本語わかりません?都合の悪いときばっか逃げんなよ!僕、国に帰る?帰れよ!みんなが帰らないでって止めると思ったらおお間違えなんだよ!’と電話をたたききった。

ここからは、もう歯止めがきかなく転がり落ちた。
彼は、もともと鬱もちだがさらに酷くなりパニックアタックにもなった。
それも、全て私が原因だという。
‘なぜ、ぼくはたくさんガールフレンドが持てないんだ。他の人はみんなそうしてる!お前ワイフがいるのがいけない!’と私を責めた。
そうかと思うと彼は泣いて私に許しを求めた。
‘僕が悪かった。自分でもどしていいのかわからない。病気なんだ。君に申し訳ないと思っている。君のことを愛している。’
と泣きつくのだ。

私はもう自分自身がわからなくなっていた。彼は病気なんだ。私がいなければダメになるんだ。
こうすることで自分を支えていたのかもしれない。

彼の携帯には、朝方夜中関係なく女からの電話が入った。もうこの頃は、私に気も使わなくなりどうどうと話をしていた。
生徒の、ハウスワイフのことが好きでSEXはしてないがプラトニックでよく昼間公園でデートをしてる。といってきた。
他にも、女子高生で僕とSEXしたくてしょうがない子がいる。泣き付いていつも僕にキスをしてくるといってきた。
これも全部、彼は病気なんだと聞き流していた。
そしてまた、彼は仕事に行かなくなった。
こうして、私が働き始めた。母は心配した。妹は‘あんなやつ’と彼を嫌いになった。父は‘お前ががんばらなくてはいけない’と私を押した。もちろん、私の家族には詳しい事情など話せなかった。こうして、日本での2年半の生活を彼は閉じて、‘鬱’専門のカウンセラーに通うため帰国した。

私は、日本に残り、残りの派遣期間を終えることにした。
国際電話で何度も離婚の話がでた。別れるのはイヤだとないた。
そして、彼はNZで中卒にも関わらず日本のスキルから外国人のための英語スクール(語学学校の)の先生の仕事を見つけることができた。
そして、私たちはもう一度ここNZで出直すことになった。

3ヵ月後、私もNZへ旅立った。今回はもう2度と旅行以外は日本に帰らないと決めての旅立ちだったので、先の不安や親、兄弟、親友と離れる悲しさから泣いた。飛行機が飛び立っても泣いた。NZに着いても泣いた。
そして、旦那と新しい生活を始めた。
万が一のために置いて行った私の貯金100万は、私がくる3ヶ月の間彼が欲しいものを買い捲っていてほとんど残っていなかった。
少ない残高から、必要なものを買い2人で新しい家を借りた。

そして、1ヵ月半
‘ワイフがいるからガールフレンズが持てない。お前が邪魔なんだ!一週間猶予をやるから出てけ’
と言われ私たちは別れた。家財道具も貯金もなくぼろぼろになった心・・・30件電話した中のたった一軒アジア人の私を受け入れてくれたフラットがあり、もう良く考えもしないでそこに引っ越したのである。

こうして、私の出会ってから約6年の彼との生活が幕を閉じた。

一度、彼と喧嘩したときに、‘なんであんたはあんなくだらない日本人と付き合うのだ!’といったことがある。そしたら彼は言っていた
‘あいつらみたいなやつなら俺はピラミッドの頂点に君臨できるんだよ!’
と・・・・・・・・・・・・・

その後、彼は何度か復縁を求めてきた。もちろん、断った。語学学校のハウスワイフと不倫をしながら日本人の生徒とも付き合い、韓国人の生徒とも付き合い始めた。
彼の夢のガールフレンズが、持てたのだ。しかし、彼が私に言った言葉は、‘お前との事の罪悪感でちっとも楽しくない’と私に八つ当たりしてきた。
結局は寂しい男なのだ。その後、彼は‘こいつこそという女を見つけた’と韓国人の女の子と付き合っていた。しかし、同じ事の繰り返しである。彼女にもまったく私と同じ事をしていた。

彼は、NZに戻ってから元々の友達たちとはまったく遊ばなくなっていた。なぜなら、彼らは彼をしかるのだ。もう、そんなことしている年ではないだろうと・・・
彼は私に言った‘みんなお前の見方だ。どうせお前あいつらとSEXして気を引いたんだろう!’
その頃には、もうあきれて物も言えなかった。そして、彼は昔からの友人を失った。
彼の友達と私は今も友達だ。みんな、海外に散ってしまったが、私の大事な10年以上の付き合いのKiwiの友人たちである。

今の私のパートナーは私も子供たちも目に入れても痛くないほど大切にしてくれる。
しかし、昔の傷はまだ完全にはいえていない。
もっと早く離婚していればよかったと思う。でも、あの6年があったから今のこの彼と子供たちがいるのかもしれないと思うときもある。

今は前の旦那がどうしているかはしらない。でも、彼は多分変わらないだろう。

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by mummy71 | 2007-11-08 05:56 | 怒り